保育士として日々の業務に取り組む中で、「もっと成長したい」「苦手を克服して自信を持ちたい」と感じる瞬間は少なくありません。
私自身、保育科に入学して最初の授業で「これ、全部苦手かもしれない…」と感じたほど、ピアノや製作、絵などの実技が不得意でした。「子どもは大好き。でも、保育士としてやっていけるのだろうか?」と悩んだのを今でも覚えています。
しかし、子育てを経て保育士に復帰し、ブランクやキャリアの差に不安を抱えながらも、現場で一歩ずつ積み重ねてきました。その中で、どんなスキルを磨けば保育が楽しく、充実したものになるのかを体感しました。
この記事では、「保育士 スキルアップ」「保育士 苦手 克服」「保育士 実技が苦手」といった検索ニーズに対応しながら、実践的なスキルアップ法をお届けします。
Contents
実技スキルを高めるには?|ピアノ・製作・運動編
ピアノが苦手でも大丈夫|練習で自信がつく
私の勤務先はキリスト教保育を取り入れており、毎朝の集まりで童謡や讃美歌をピアノで伴奏します。ピアノ経験がほぼゼロだった私は、毎回指が震えるほど緊張し、演奏中に歌が止まってしまうことも…。
でも、検索で「保育士 ピアノ 苦手」について情報を集め、コツコツ練習を続けていくことで、1年、2年と経つうちに基本的な伴奏はこなせるようになりました。園によってはCD音源を使うケースもあるので、自分に合った方法を見つけましょう。
30代・40代からピアノを始める方も多く、趣味として楽しみながら取り組めば保育の時間がより豊かになります。
絵画・製作が苦手な人へ|準備と工夫でカバー可能
朝や夕方の異年齢児保育や行事の合間など、ちょっとした時間にサッと描けるイラストがあると便利です。しかし、私は簡単な絵さえ描けず、絵かき歌やクイズのネタを毎回準備してしのいでいました。
「保育士 製作 苦手」という検索に共感しながら、コピーや写真、テンプレートを活用したり、YouTubeの描き方動画を参考にしたりと、さまざまな工夫で乗り越えてきました。
最近では、絵画教室や手芸ワークショップに通ってスキルアップする保育士も増えています。子どもの創造性を引き出すためにも、苦手意識を少しずつ和らげていきたいですね。
運動が得意なら大きな強みに
保育士の仕事は、室内だけでなく屋外活動も多く、運動能力を活かすチャンスがたくさんあります。
私はピアノや製作が不得意な分、鉄棒や跳び箱、ダンスなどで子どもと楽しく関わり、クラスの雰囲気づくりに役立てていました。
運動が苦手な方も、「鬼ごっこ」や「体操ごっこ」などを通じて、子どもと一緒に体を動かすことで自然にリフレッシュできるはずです。私も最近は健康維持のために筋トレを始めました!
保育士に求められる3つの対人スキル
コミュニケーション能力|人間関係を円滑にする力
保育士は子どもだけでなく、保護者・上司・同僚など、あらゆる関係者と連携しながら働きます。そのため、「保育士 コミュニケーション 苦手」と感じる場面が誰にでもあるはずです。
私自身、子どもを預けていた頃に保育士の何気ない一言で深く傷ついた経験があり、今はその立場を反面教師として、言葉選びにはとても注意しています。
心理学や家庭支援に関する研修を受けたり、信頼できる先輩の言動を参考にしたりしながら、少しずつ「相手に伝わる伝え方」を学んでいきました。
カウンセリング力|悩みに寄り添うスキル
日々の保育の中で、子ども・保護者・同僚からの相談に乗る機会も多くなります。「話を聞くのがしんどい」と感じることもありますが、私は10年目を迎えた頃からカウンセリング研修に参加し、聞く技術を学びました。
最も大きな学びは、「相談者が自ら答えを見つける」ようサポートする傾聴の大切さです。これにより、自分自身が相手の問題に呑み込まれずに対応できるようになりました。
結果として、相談者が前向きに変化する姿を見る機会が増え、保育のやりがいもさらに深まりました。
健康とITリテラシーも重要に
保育士の体調管理|健康がすべての土台
保育士は子どもと一緒に体を動かすだけでなく、常に気を配る必要があり、心身の負荷がかかりやすい職業です。
新人時代、私は体調が悪くても「迷惑をかけたくない」という思いから無理して出勤し、何度も高熱を出してしまいました。
その経験を通じて、日々の手洗いやうがい、十分な睡眠とバランスの良い食事の大切さを痛感しました。保育士のスキルアップには、まず「元気に働き続けられる体づくり」が必要不可欠です。
パソコンスキルも武器に
ここ数年、保育現場でもパソコンでの業務が急増しました。日誌や月案、園だより、研修報告など、かつて手書きで行っていた作業がデジタル化されています。
50代以上の保育士は「保育士 パソコン 苦手」と感じる方も多いですが、若手の保育士に教えてもらいながら、少しずつWordやExcelに慣れていくことで十分対応できます。
毎日少しずつでも触れることが、スキル習得の近道。パソコンが味方になれば、業務効率が大きくアップします。
保育士のスキルアップまとめ|得意を伸ばし苦手を補おう
かつて「保育士は誰にでもできる仕事」と思われていた時代から、今や保育士は多彩なスキルを求められる専門職になりました。
私も、保育士として復帰した当初は何もかも不安で、「これといった得意がない自分が務まるのか?」と何度も思いました。
でも今では、その悩みがあったからこそ、他の人の苦手にも寄り添えるようになったと感じています。それもまた、一つのスキルアップです。
あなたも「これはできる」という得意を見つけることで、保育が何倍も楽しく、充実したものになります。そこからまた新しい得意が広がっていきます。
これから保育士を目指す方も、現役保育士の方も、ドラえもんのポケットのようにたくさんの引き出しを持った存在を目指して、一緒に自己研鑽していきましょう!
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